保活なんてしたくないと言っていた私がした保活記録
こんにちは。
東京に住んで早10年・・・。子供を産んで育休入って
とうとうこの時がきてしまいました。
「保活」
そう、保育園に入れなければいけないのです。
地方出身の私からすると、なんで保育園に入れるのに1年も前から
活動しなきゃいけないのかはだはだ疑問&本当にしたくない・・・!
そんな私が「そろそろはじめるか・・・」と重い腰を上げて
収集しはじめた保活についての情報や、
どんな保活をしたのかご紹介したいと思います。
目次
保活について
保活ってなに?
保活ってなに?
まずはここから疑問の方もいるかもしれません。
保育園おちた、日本死ね。という言葉が話題になったのはまだ久しい記憶ですね。
東京で妊娠してから「保活」という言葉をよく聞くようになりました。
「最近保活始めたんだ〜」というと、「保活?なにそれ?」と地方の友達や、妊娠していない子からよく聞き返されます。保活とは”保育園活動”の略です。
”保育園活動”とは”保育園に我が子を無事入園させるための活動”です。
もっとくわしくはちょっと後に書いてある、「結局なにをするのが保活なの?」をみてくださいね。
保育園落ちるとどうなるの?
「え?保育園って普通に入れないの?」
そうなんです。東京などの都心では、出産後ふつーに過ごして入園時期にぺらっと入園申請をするだけでは希望した時期に保育園に入れない、つまり保育園に落ちることがあるのです。
保育園に落ちるとどうなるか?
わたしの場合は育休は原則出産から1年と言われていたので、10月生まれのベビ丸は今年の10月に入園希望で申請します。
もしそこで落ちれば来年の4月入園でもう一度申請するので、会社に育休を1年半に伸ばしてもらう申請をしなければいけません。
「いっぱい休めてラッキーじゃん!」
ちょっと前まではわたしもそう思っていました。(おい)
でも育休を伸ばしても、4月になったら入園できるという保証はどこにもないのです。
うちの会社は最長2年まで育休をとれます(保育園落ちるだどで仕方のない場合)。だけど国から育休手当が出るのは1年半まで。早く入園させないと旦那1人の稼ぎじゃ家計も苦しくなってきます。
そして、もしも育休延長のいっぱいいっぱいである2年以内までに保育園受からなかったら、我が子を家でみるためにわたしは会社を辞めなきゃいけません。
都内で賃貸暮らしで近くに両家の実家はない状態で1人分の稼ぎで3人暮らし!?
旦那っちの給料だけで生活できないわけじゃないけどそれってちょっと厳しい・・・。
今までみたいに気軽に旅行行ったり、ベビ丸のかわいい服を見つけても生活費の計算をしてう〜ん買おうか、どうしようかって悩まなくちゃいけない。
そんなの贅沢って言われるかもしれないけど、日々の中でちょっとした楽しさを残しておくってとっても必要だと思うんです。
それにわたしはそこまでこだわらないけど、女性だったら今までせっかく築いたキャリア(成績あげて昇任したり、取引先や会社の人といい関係がつくれたり)を全て手放すことになります。保育園に落ちるって、今までの生活ががらりと変わるんです。これからどうやって生活していくかもう一度人生設計をしなくちゃいけないほど。
東京都の保育園の現状
東京に住んで早10年、妊娠して初めて知る東京の子育て状況。
もともと地方出身のわたしと旦那。保育園はだいたいが希望したところに入れるのが当たり前でした。でも「保活」を知り、ベビ丸が4、5ヶ月になるくらいから保活について調べはじめ、区役所に足を運びました。
保育園の種類
保育園には大きく分けて「認可」「認証」「認可外」があります。詳細はググってほしいのですが(おい)、
⚫︎「認可」・・・国が定めた基準をクリアして東京都にも認められている保育園。
例えば子供の人数に対しての保育士さんの数が適正であるなど。国や各自治体が運営しているので安心だし(聞こえは)、認可外などよりも安くなることがほとんどなので
世のお母さんはだいたいここに入れたい。
ちなみに料金は安いか高いかは世帯によって違います。世帯収入額で保育料が変わってきます。所得の高い家は安い家よりも高い保育料になります。
保育園入園の申請は区に提出。点数によって決まります。
⚫︎「認証」・・・東京都の定めた基準をクリアしている保育園。認可に比べて狭かったり、園庭がなかったりするが、都の基準をクリアしているというのが安心材料。園庭がない場合、近くの公園を園庭代わりに遊ばせるところも多くあります。
運営は個人や各施設です。つまり民営ですね。
料金もそれぞれの施設で違いますが、区からの補助金を受けられます。入園申請は各施設に直接提出します。入る条件は認可のように点数ではなく、先着順だったり、手紙や電話で前もって何度もアタックするなど「情」も加味される?認可の次に入れたいという人が多い。
⚫︎「認可外」・・・国の基準も都の基準もクリアしておらず、個人や各施設で運営している。クリアしていないと書くとちょっと(だいぶ?)マイナスな感じに聞こえるが、ちゃんと見学して自分たちに合う施設を選べばアットホームでいい園もあると聞きます。認可、認証に比べて保育料は高め。
入園申請は各施設に直接。入園条件も認可、認証よりもゆるい園がほとんどで両親どちらかが働いていなくても入りやすいと聞きます。認可も認証も入れられないから、まずは認可外へという流れが多い。
結局なにをするのが保活なの?
東京都の保育園についてざっくりと説明しましたが、我が家も、もちろん認可に入れたい!認可にいれるためにどうすればいいの?
区役所へいきました
上の情報はネットの情報と区役所からの情報によるものです。これらの情報とうちの区にはどんな保育園があるのか、認可保育園の点数はどのような条件で加点をもらえるのかなど確認するために、区役所へ行き話を聞いてきました。
子ども関係の窓口へ行き、「保育園のことについて聞きたいです」というだけでいろいろ教えてくれたり区が作っている保育園入園の流れなどが書かれた説明書の冊子をもらうことができます。
入園させたい保育園を決めるために
入園させたい保育園がまずわからない。だって妊娠するまで近くにどんな保育園があるのか気にしてこなかったんだもん・・・
ということで区役所でゲットした自分の区にある保育園一覧から「このへんだったら距離的に通わせられるかな〜」と思う保育園にチェックを入れました。(認可園中心に)
この園を中心に実際に見学をしてみて、希望園を決めることにしました。でもちょっと待って。認可園ってなかなか入れないんだよね?ちょっと立ち止まって考えました。
我が家って認可園の点数どれくらいもってるんだろう?それって他のお家と比べて高いのかな、低いのかな?
自分の持ち点を確認する
認可に入れるのは点数制です。
「点数が高い人=生活するために保育園が必要な人」とされます。例えば「両親ともにフルタイムで働いている」=「2人とも働かないと生活が厳しい」ということになるのかな?これでプラス加点もらえます。また、「両家の両親とも(子供にとってのじいちゃんばあちゃん)が遠方にいる」=「近くで預かってくれる人がいない」ということで加点・・・となるんですね。(各区によってなにが加点になるかは変わります)
ただ、この点数なんですがほとんどの家庭で拮抗しているんですよ。区役所に行って、我が家の点数をみてもらいました。今現在わたしの家の持ち点は42点でした。ちなみに区によってポイントの加点内容や点数は変わります。この42点って全体の中のどれくらい???
いい指標があるんです。
区役所に行くと前年度の各保育園に受かった人たちの最低点数を見せてもらうことができます。これはつまり「この保育園に入園させたいなら、最低でもこの点数はいりますよ〜」ていうボーダーラインのような感じで見ることができます。(あくまでの前年度の場合なので指標です)
それで確認すると、わたしが入れたいと思っていた保育園の前年度受かっている人の最低点数は「42点!」
「え!じゃあ入れる!?」
答えばNOです(泣)
前述したようにほとんどの家の点数が拮抗しているんですね。この点数がボーダーラインということは42点で受かった人もいるし42点で落ちた人もいるということなのです。同じ点数の場合、その中でさらに「世帯収入額」で順番をつけられます。世帯収入額の低い家がより優先されます。
え〜それって自分の持ち点じゃ入れるか入れないかわからないんですけどー!😂
はい、そうなんです。ただこの点数制の場合、1点でも高ければ優先的に入れるため、みんなこの「加点」をもらうために「保活」をするんです。
(やっと最初につながった・・・。この加点をもらっても必ずしも入れるわけではないんだけども)
加点ってどうしたらもえるの?
加点もらえるにはいろんな条件がありますが、「片親である」「生活保護を受けている」などなかなか努力で解決しなさそう・・・。
その中でも、わたしが住む区の場合、比較的努力でもらえやすい条件が「認証、認可外、ベビーホテルなどに既に3ヶ月以上預けている且、復職している」という内容です。これで「加点1」です。しかもこの3ヶ月っていうのは4月に入園希望の申請は12月初旬に提出するのでその時点で既に3ヶ月です。つまり9月には認証、認可外などに入園させわたしも復職しなきゃいけないということ。
ええ〜つまり、認可保育園を主に見ていたけど、ゆくゆく認可に入れるために認証、認可外へ入れなきゃいけないということ!?
認可へ入れるための認証へ入れる保活が始まりました。
認可へ入れるために認証へ入れる保活
じゃあ認証はどうやったら入れるの?既に認証へ入れた友人にいろいろ聞きました。
その友人は行きたい保育園にこまめに手紙を送ったり電話をしたりしてようやく「空きが出たら優先的にご連絡しますね」と言われ希望時期に入園させられたのだそう・・・。民営のためこのように「情」が効果的になる場合もありそうですね。
とりあえずわたしは園の見学からと思い、また区役所からもらった冊子を見て、通える範囲の認証保育園をピックアップして電話をかけました。
電話だけでもわかる園の印象
3、4園に電話しましたが、まず電話だけでも園の印象ってだいぶ違います。
「え?なんですか?ちょっと今忙しいんですけど(苦笑)」
最初に電話した園ではこう言われました。「こんにちは、⚪︎⚪︎といいます。入園のことで今よろしいですか?」こう聞いただけでです。後ろでは子供が泣いていましたし、本当に忙しい時に電話してしまったのだと思います。それでもこの園に子供を預けるのはいやだな〜と思いました。
しかし違う園では、同じような状況でしたがとっても丁寧に対応していただけました。電話だけでもこれだけ違いがわかるのですからやっぱり見学は必要ですね!
見学も途中入園も難しい
3、4園の認証園に電話してみて見学について聞いたのですが、
・夏以降にしかやっていない
・見学はやっていなくて講演会にきてほしい
→講演会は夏以降に開催
・とりあえずメールで待機希望と送ってほしい
・認可に落ちてから申し込んでほしい
などなど・・。夏以降の見学では9月入園申請(8月提出)までに間に合いません。それにどの園も4月まで空きは出なそうとのこと。加点狙いのための認証入園なので、正直9月に入園できないのであれば認証で待機する意味はあまりなく・・・。どうする?これ以上保活を続けるのか😧?
悩んだ末の答え
結果いろいろ悩んだ末、やめました。
保活やめました。
長くなってしまうので、
保活をやめるに至った経緯については別記事にまとめました。こちらからどうぞ。