赤ちゃん連れのわたしに席を譲ってくれたお姉さんに伝えたいただ一つのこと
こんにちは。
本日も育児コラムを。
わたし的よくある育児あるある(世の中的にはあまりないかもしれない)をご紹介します。
子育て中のみなさん、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしておでかけする際、電車の中って座席に座りますか?
わたしは広く空いていたら座るけど、混んでいてさらに目的地までが近い場合はできるだけ立っています。お隣に人がいる狭いところに座る場合、抱っこ紐の中でベビ丸が、隣の方にちょっかいかける&暴れる恐れがあるんです・・・。それに立っている方がいい子ちゃんにしているからです。なんで抱っこされている赤ちゃんって、お母さんがじっとすると急に泣いたりするんですかね?いい感じに揺れているのが心地いいんででしょうか。
つまりわたしは自らの意思で立っているので、特に席を譲っていただかなくても全然大丈夫。ですが、自分が子育てするようになって思いましたが、抱っこ紐ってほんとうに肩にくる・・・。10キロの子を数時間ずっと抱っこはさすがにキツイ時があります。揺れる車内ではふらつきます。やはり一言「席座りますか?」と声かけていただけた時はとってもありがたいです。
そして先日、抱っこ紐でベビ丸を抱っこして電車に乗ったとき、席は埋まっていました。が、例により立っていた方があやしやすいので、立つことに。
扉の前の広いスペースは人がちらちらいらっしゃったので、座席に座っていてイヤホンで音楽(かな?)を聞いているきれいなお姉さんの前のつり革につかまり立ちました。
ガタンゴトン
電車が動き出しました。目の前のお姉さんはスマホを見ながら、ちょっとニヤけています。何かいいことあったのかしら。彼氏もしくはいい人とやりとりしているのかしら。
ほんとうにボーーっとなにも考えず、下(スマホ)を向いているお姉さんの顔を失礼ながら直視していると・・・
あれ?
歯に・・・
なんかついる。
なんだ?
なんか黒い・・・
なんだろう
ちょっと見えないな〜・・・
うー・・・・ん。
あお・・・の・・り?
いや、ゴマ・・・?
「あの・・・どうぞ。」
!?
気がつくとお姉さんが、申し訳なさそうな顔をしながら席を譲ってくれていました。きっと、あまりにお姉さんの歯を凝視しすぎて、すごい形相になっていたのでしょう。そしてお姉さんにはそれが「席ゆずれ」の顔として伝わったのでしょう。
「え、あ、あり、ありがとうございます・・・!」
いつもなら席を譲って下さる方がいたときは、お礼を言った後に、「立っている方がこの子泣かないので大丈夫です」と会釈するのだが、あまりに歯(詳しくは歯についている何か)に意識がいっていたため、対応がよくわからなくなりとりあえずお礼を言って座るわたし。
イヤホンをつけてニヤニヤしていたキレイなお姉さんは、きっとわたしが申し訳なく思わないよう少し離れた場所へ去っていく。
そんな席を譲ってくれた優しいお姉さんの後ろ姿を見ながら、わたしはあなたにただ全力で伝えたい。
あなたの歯になにかついているよ・・!と。
残念ながら思いは伝えられないままお姉さんは去って行きました。
結局あれはあおのりだったのかゴマだったのか。(そこじゃない)
ニヤけていた素敵な相手と出会う前に、どうか、お姉さんが鏡を見て、それに気がつきますように。。。
お姉さん、席、譲ってくれてありがとう。
とある日のできごとでした。
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